川辺川ダム建設に終止符
蒲島県知事が、今朝の県議会本会議で川辺川ダム建設の白紙撤回を発表。カヌーで川に親しむようになって、この問題に関心を向けてきましたが、今日の発表は、とても心に残る出来事になりそうです。僕みたいに、きれいな川辺川が好きだから後世に残したい、という立場以上に、ダム問題に翻弄され続けてきた人々や地道に反対を訴え続けてきた人たちにとっては、いろんな意味で歴史的なターニングポイントになったのではないでしょうか。
蒲島知事の発言要旨が、県のウェブサイトに公開されています。
僕も読みましたが、さまざまな立場や過去の経緯に配慮されていて、また、冷静で中立的なスタンスでまとめられている点が好印象でした。
住民の生命・財産を守るという考え方について、より高い位置から、「球磨川そのものがかけがえのない財産、守るべき宝」と言い切ったところなんか、とても感動的ですね。
ただ、あえて言うならば、最後まで読まないと(聞かないと)知事の判断がわからない、というのは、プレゼンとしてはどうなんでしょ? 重い判断だっただけに、最後までもったいぶったのかな?
ビジネスプレゼンや学会発表など、まず結論を言ってから、背景や経緯、課題と解決策、評価、まとめ・・という具合に展開するんじゃないか、と思うんですが、今回の発表スタイルは、おおよそ学者知事らしくないという印象を持ったのは僕だけ??
まぁ、ともかく、川辺川ダム白紙撤回にバンザイ! 今日はおいしいお酒が飲めそうです。:-)
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