ソーシャルメディア時代の住民ディレクター(続き)
住民ディレクターの番組制作というのが、どのようなプロセスで進められていくのか、僕自身がよく分からないままスタートしたこともあり、遠隔で進められる番組制作のためにどのような道具仕立てが必要なのか、手探りの中からのスタートだった。今回利用したネット上のツールは、- くまもとインターネット市民塾のコース管理システムであるMoodle上に用意したディスカッション用のフォーラム
- スケジュール管理とToDo管理のためのGoogleカレンダー
- ドキュメント共有と共同編集のためのGoogleドキュメント
- Googleグループを使ったメーリングリストとファイル共有
という、オープンプラットフォームを組み合わせた水平連携型の構成で進めることにした。これは、各地で活動する住民ディレクターとしての(あるいは個人としての)日常的な作業と、プロジェクト内でのコラボレーションとの連続性を考えたとき、このプロジェクトに閉じた垂直統合的な支援ツールではなく、多様な目的で利用でき、しかも個人の利用環境にできるだけ依存しないものにしたいという基本コンセプトに基づくものである。もちろん僕個人も使っているし、世界的にも普及が進んでいるスタンダードなツール群である。
だが、結果的に活用できたツールは、Googleグループを使ったメーリングリストぐらいで、後のツールはほとんど活用が進まなかった。
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