災害ICT支援チーム「リバイブくまもと」を設立
熊本地震発生からもうすぐ2ヶ月。熊本県を中心に今なお多くの方々が厳しい避難生活を強いられている。被災地においては、今後、復興に向けた長期的な取り組みが必要となる中で、被災者の支援や被災地の復興に関わる組織や団体等におけるICTの利活用促進や、ICTを活用した地域防災への継続的な取り組みが課題となっている。
今回、一連の地震発生を受けて、これまで熊本県内を中心にICTを活用した地域活性化やまちづくり等の活動を行ってきた有志が結集し、様々な支援団体からの協力をいただきながら、熊本市の指定避難所へのタブレットPCの展開やOffice365による情報共有(くまもとRねっと)などを支援するITボランティア活動を行ってきた。
これまでの活動実績や経験を踏まえ、熊本県内を中心とした被害の深刻な地域や被災者に対し、ICTの利活用を支援する活動を今後も組織的に継続、拡大するため、6月11日に熊本現代美術館の会議室をお借りして災害ICT支援チーム「リバイブくまもと」の設立集会(結団式)を行い、チームを正式に発足した。
当日は、会場での参加者8名、Skypeによる遠隔参加者3名の合計11名の発起人の方にお集まりいただき、設立の趣旨や活動内容等に関して共有。終了後は市内某所での懇親会も行われ、充実した集会ができた。(画像はSkypeでの集会の様子。)
リバイブくまもとは、「Revive KUMAMOTO with ICT = ICTで元気な熊本を再興したい」という願いを形にするため、避難所における情報共有の支援、被災者支援団体等へのリユースPC無償提供、ICTを活用した避難所での生活支援、避難所支援アプリや地域防災情報共有システムの提供、ネットを活用した地域防災学習などの活動を通じて、ICTを活用した被災地の救援や長期的な復興支援に取り組んでいく。
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