教育のパラドックスと親のあり方

2006年5月29日月曜日 村嶋亮一 0 Comments

ムスメの小学校でPTA広報誌に載せる巻頭の挨拶文執筆の依頼があり、さて何を書こうかと悩んでいたところ、最近、大学院の「基盤的教育論」という科目の 中で教育のパラドックスについて勉強したので、そのことを引き合いに親と子どものかかわり方について思うことをまとめてみることにしました。(以下、 PTA広報誌に掲載予定の記事です。)

教育とは何か。日本の教育哲学会を代表する研究者である村井実先生は、「教育とは、子どもたちを善くしようとする働きかけである」と言われています。
では「善くする」とはどういうことか、「善さ」とは何か? 私たちはこの問いに絶対的な確信を持って答えることができません。しかし、それにもか かわらず私たちは子どもたちが善い知識を身につけ、善い生活を営むことを願い働きかけずにはいられないものです。これを「教育のパラドックス」と言うそう ですが、このことを踏まえると、自らが信じる「善さ」を子どもたちに押しつけるのではなく、子どもたちが「善くなろう」とする動きを信頼して、「善くしよ う」とする気持ちで働きかけ援助することこそ、教育の本質であると考えることができないでしょうか。
親として、善くなろうとする子どもたちを上手に援助するためにも、私たちにはこれからも多くのことを社会の中で学び、経験していくことが求められているのではないかと思います。
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ちなみに、村井実先生は、JUNETを設立し、日本のインターネットの父とも言われる、あの村井純先生のお父さんのようです。#日本のインターネットの父の父?

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